会長挨拶・沿革

会長挨拶

会長

10代会長 宇田川 剱雄

 戦後74年を迎え、東京都遺族連合会も創立70年になり、明治記念館において、創立70周年記念式典を開催します。

 これまで、創立目的に沿って、英霊の顕彰、戦没者遺族の福祉の増進などとともに、道義の昂揚、品性の涵養に努め平和日本の建設に貢献するため、各種の事業を展開して参りました。

 今日の平和と繁栄が多くの戦没者の尊い犠牲と遺族の永い苦難の上に築かれたものであることを忘れることなく、この遺徳を風化させないよう次世代に継承していくことが、我々に課せられた使命であります。

 しかしながら、遺族の高齢化と戦争知らない世代への交代が顕著となり、遺族会会員は減少の一途をたどっております。このため、これからの遺族会を担う戦没者の孫・曾孫の理解と認識を深め、青年部組織の拡充・強化に努めるとともに、財政基盤の強化を図ることが急がれております。

 今年は大きな節目の年であります。平成の時代、天皇皇后両陛下は、戦争で尊い命を失った戦没者とその遺族に、常に心を寄せられ、私たち遺族を励まし続けてこられました。

 この5月から新元号「令和」となります。「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められています。日本の文化を大切にして、平和な時代を築いていく必要があります。

 今後とも、遺族会の運営に全力投球して参りますので、ご理解とご支援をお願い申し上げます。

 平成31年4月吉日


東京都遺族連合会 沿革

昭和21年4月5日 遺族が持ち寄った一塊の木炭に暖をとりながら、幕末の志士吉田松陰終焉の地、湾橋小伝馬町の大安楽寺に糾合して平和厚生連盟の名称で結成したのが始まり。
昭和22年7月14日 各都道府県遺族代表に対する両陛下の拝謁とご下問が契機となり、昭和22年11月17日の神田寺における日本遺族厚生連盟総会等の開催を経て、昭和24年5月30日、財団法人東京都遺族厚生会を設立。
昭和25年6月7日 日本橋より新宿区に住所を変更し、昭和28年5月25日、財団法人東京都遺族厚生連盟と名称を変更。
昭和30年2月23日 財団法人東京都遺族連合会と名称変更のうえ、新宿区より現在地に住所を変更して現在に至る。
平成25年4月1日 一般財団法人に移行。

歴代会長のご紹介

初代理事長 横瀬 精一 (昭和24年8月13日就任)              
二代会長 髙橋 龍太郎 (昭和28年6月6日就任)              
三代会長 安井 誠一郎 (昭和36年1月20日就任)              
四代会長 賀屋 興宣 (昭和37年4月13日就任)              
五代会長 本多 誠 (昭和52年4月30日就任)              
六代会長 堀尾 晴一 (昭和54年11月15日就任)              
七代会長 安井 謙 (昭和60年4月1日就任)              
八代会長 石井 金守 (昭和61年5月28日就任)              
九代会長 飯田 武夫 (平成13年1月10日就任)              
十代会長 宇田川 剱雄 (平成17年6月1日就任)              

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